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睡眠障害|概日リズム睡眠障害

概日リズム睡眠障害

人間には一日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっていますが、この体内時計のリズムが狂ってしまうと、上手く24時間周期に同調させることが出来なくなってしまいます。
このような体内時計の狂いによって生じる睡眠の障害を「概日リズム睡眠障害」といいます

 

また体内時計に問題がなくても、時差飛行や交代勤務のために睡眠時間帯を人為的にずらしたために生じる不眠や心身の不調も概日リズム睡眠障害に含まれます。海外旅行に行くと経験することがある「時差ぼけ」もこの「概日リズム睡眠障害」の症状の一つです。

 

「概日リズム睡眠障害」には大きく分けて次の4つに分類されます。

 

睡眠相後退症候群

眠る時間帯が慢性的に遅れた状態になり明け方近くまで寝つけず、いったん眠ると昼過ぎまで目が覚めません。無理して起きると眠気や強い倦怠感などの症状がみられます。体内時計が遅れているため、睡眠が遅い時間帯のほうにずれてしまうためにおこる症状です。
治療としては朝の高照度光療法、または夜のメラトニン投与などで生体リズムの位相を前進させる方法が有効です。

 

睡眠相前進症候群

眠る時間帯が慢性的に進んだ状態になり夕方頃眠くなり、夜中の2時や3時頃に目が覚めそれ以後眠れなくなります。
体内時計が進んでいるため、睡眠が早い時間帯のほうにずれてしまうためにおこる症状です。高齢者に多く加齢に伴う生体リズムの周期の短縮が関与していると考えられています。
治療としては入眠前の高照度光療法が有効とされています。

 

非24時間睡眠覚醒症候群

一定の時刻に入眠し起床することが著しく困難であり、寝付く時刻が毎日30~60分ずつ遅れていきます。そのため夜間に眠れている時期と昼と夜とが逆転して昼間に眠ってしまう時期とが交互に出現します。
高度の視覚障害者で比較的多く報告されており、光による体内時計の同調が行われないことが原因であると考えられていますが、視覚障害のない症例も報告されており、病因については未だ解明されていません。

 

不規則型睡眠覚醒パターン

体内時計が正常に働かなくなり、睡眠や覚醒の出現が不規則に起こり一日に複数回睡眠するようになります。
この「不規則型睡眠覚醒パターン」は、生まれつき脳に障害がある子どもや頭のケガ、脳腫瘍、脳炎、脳卒中、認知症などに合併することが知られていました。しかし最近では、長期間夜に睡眠を取らず、昼に眠る生活をしていると発症することが注目されています。

 

概日リズム睡眠障害の治療

「概日リズム睡眠障害」を治して適切な時刻に眠るためには、「体内時計」のリズムを整えていくことが必要となります。

 

そのためには朝はしっかりと太陽の光を浴び、夜は脳に強い刺激を与えないよう意識することによって「良い睡眠習慣」を身につけることが重要です。
治療法としては、高照度光療法、行動療法、メラトニンや睡眠薬の服用などがあります。

 

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OnePoint
「概日リズム睡眠障害」は「体内時計」の乱れが原因となって起きる睡眠障害